映画とドラマ

 中国国外ではたぶん放映されることもないでしょうが、映画「天/安/門」を見ました。
 もちろん第二次・・・とかが前につく事件がテーマではなく、建国60周年用に作られた映画で49年の建国大典の28日前に、ある部隊に荒れ果てた天/安/門を式典のためにきれいに改築するよう指令が下り、みんなであれやこれやとがんばる話です。ノリは「プロジェクトx」。
 映画の法則の例に漏れず予告編が一番おもしろかったような気がしますが、小ネタながらそれなりにおもしろかったです。ただせっかく「あと28日間でこの荒れ果てた天安門を飾りつけなければいけない!」ってテーマなんだから、もっとドタバタ感を出せばよかったかと思います。
 主役級の登場人物の中には日本人も一人いて、日中戦争で「日/本/人/反/戦/同/盟」に加わり、戦後も解/放/軍と行動をともにしているという設定でした。実は彼は所属部隊に天/安/門改修の指令が下りた日に、まさしく建国大典の一日前の日本行きの船に乗れることが決まっていて、自らは見ることができない式典と知りながら黙々と作業にいそしんでいました。ラスト、日本への引揚げの船の中で淡々とラジオをいじり、式典の様子を聞こうとしている姿がなかなか印象的。
 そして、最大の(?)見所が北京の路地裏に潜む(?)じいさんたち。彼らは清朝に仕えた職人たちで、時代の流れなどどこふく風。頭が19世紀末からあまり変わらないため会話もいまいち成立せず、路地裏の銭湯に一日中浸かり歌を歌って朝から晩まで過ごしている妖怪ジジイ・・・・・・もとい北京の妖精さんとでも呼ぶべきご老人たちが出てきて、式典の一週間前に起こった大ミスを無事解決してくれるのだー!(そして彼らはまた銭湯に浸かりにいったのだろうな・・・ほっとくと後100年くらい浸かってそうだ)。・・・・・・・しかし、これ見ると清朝の関係で、北京って工芸人の街だったんだな、ってのがわかる。
 ちなみに映画館で上映中の頃から、路地の露天でDVDがすでに売られていたりする。


 テレビドラマでは「狙撃手」という日中戦争を題材にした連続ドラマがなかなかおもしろそう。このドラマでは珍しく(?)も国/民/党の部隊長と日/本/軍の狙撃兵が主役らしい。
 日本軍の主要登場人物もちゃんと日本人俳優が演じていて、しかもこの狙撃兵のキャラ設定がおもしろい。狙撃の腕が天才的で狙った獲物は絶対に撃ち逃さず、淡々と敵を射殺していく。しかも寡黙で無口無表情、日本軍でありながら孤高の一匹狼で自分の「戦士の美学」のためなら協調性も上官命令も知ったことではない(そしてたぶん自分の上官を怒鳴るだけしかできない無能だと思っているに違いない態度)と狙撃兵になるために生まれたかのような性格だが、当然日本軍内では思いっきり浮きまくっています。敵との対決でよりも上官に嫌われて死にそうなタイプです。
 ・・・で、今後、この狙撃手に部下を殺された国民党の部隊長と狙撃手がいろいろな因縁の果てに対決していくという展開になりそう(で、二人とも自分の所属軍からはそれぞれ浮いてしまって、むしろライバルである相手にシンパシーを抱いていくというパターンになりそうだ)。
・・・惜しむらくは、いいところで私の部屋のTVがぶっ壊れたという点だな・・・直るめどがたたん。


さて、今後の目標は建国60周年の中国映画界最大の目玉と言われる「建/国/大/業」を見にいくこと。
宣伝見ると、国外でも上映される予定か? つーか、予告編見る限り、とても2時間映画で終わる内容に思えないんだけど。

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