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サークル&既刊本&通販について

 (前回の地元イベントへのサークル参加は失敗しましたが)帰国もしたことですし、今後、同人活動を少しずつ再開していくに当たって、ここでブログ主のサークルや既刊本について説明します。


サークル「まぶいぐみ」について


 ブログ主は現在、水木ゆうというP.Nで一人ぼっち同人サークル「まぶいぐみ」で同人活動をしています。なお直参可能な地元では、別名義のサークルで活動していますが、扱う本は同じです。

 主な活動ジャンルは、中国近現代史
 
 基本、女性向け(年齢制限無し)。文章オンリー。



 今後は交通費などの関係で(笑)、直参は地元の×県で行われるオールジャンルイベントのみの参加になります。 (地元がどこかは伏せさせてもらいますが、そのうち機会があればイベント前に告知します)
 ですが会場委託OKのイベントは、オールジャンル,創作オンリーを中心に、地域を問わず積極的に参加していく予定です。



既刊本について


「島ノ見ル夢 上」


表#32440;
オフセット・A5・88P・500円
小説本・続きもの


内容

中国革命本(1920年代)。悪夢のように美しい南の島の上に建てられた中国初の近代的士官学校・黄/埔(こうほ)軍校。入学した18歳の林/彪を待ち受けていたのは、過酷な訓練,政治闘争,クーデターに戒厳令、周りは変な人ばかり。そんな血みどろステキな青春の日々を完全小説化。


目次

楽園
戒厳令の夜
最低の日々
広州好日


登場人物&歴史説明
林/彪(りんぴょう):主人公。18歳、中/国/共/産/党/員。最愛の人である従兄弟を守るため軍人になる。人間嫌い(従兄弟除く)で無口、無表情キャラ。視野が狭く、ツンデレでややヤンデレ。体力に自信がない。
陳/賡(ちんこう):23歳、中/国/共/産/党/員。軍校の卒業生で現在は教官。ケンカをこよなく愛し、いかなる逆境でも楽しめる。14歳の頃から兵隊として戦場で暮らし、軍事系のことならたいていうまくこなせる。
蒋/介/石(しょうかいせき):38歳、中/国/国/民/党/員。軍校の校長。潔癖で心の狭い男で同盟相手だが共産党が大嫌い。
周/恩/来(しゅうおんらい):28歳、中/国/共/産/党/員。軍校の教官で、軍校内の共産党勢力を広める。美貌と稀有な才能の持ち主。


 時は1926年・中国。皇帝が支配する専制王朝・清はすでに倒されたものの、その後の混乱によって軍閥(軍事力を背景に政府に従わず、地方を実力支配する政権)が各地を支配し、中国は分裂。さらに欧米・日本によって半植民地状態に。南方(広州)の革命政権・国/民/党の中華民国政府は、軍閥と列強に対抗する革命軍を作るため、中/国/共/産/党と協力して士官学校・黄/埔(こうほ)軍校を設立。しかし、軍校内では考え方の違いから学生同士の対立が激化して……。




「林彪復活祭」
オフセット・B5・58P

内容
中国革命・林/彪本、サークル「BLUEEMPEROR」さんとの合同本。中国の革命家、軍事家、毛/沢/東の後継者そして最大の「反逆者」である林彪とはどのような人物か?歴史オタク、腐女子視点からそのツンデレ,ヤンデレ,無口キャラ,ブラコン,中二病ぶりを検証し、その破滅に至る道を表現する。マンガ1本,小説1本,萌え属性・CP検証記事,萌え本紹介,年表と隅から隅まで林彪尽くしのお得な1冊、ポロリはないよ!


目次
人物紹介
特集1 林/彪萌え本リスト
年表
漫画「成すべきことを成して引き篭もれ」
特集2 彭/徳/懐と林/彪の関係を再検証
小説「夢の通い路」
OMAKE 中国における林/彪のキャラとしての受容に関する報告



通販方法

ブログ内のメルフォよりお問い合わせください。




以下、既刊本2冊より一部を抜粋します。
検索避けのため、人名などをひらがなにするなどしていますが、本ではまともに漢字表記です。


 『島ノ見ル夢』より
 

 雨粒が激しく窓を叩いている。昼前から振り出した雨は、雷鳴をともない強くなる一方だ。
 まだ夕刻まで時間があるというのに、すっかり暗くなってしまった外を眺めていた〔りんぴょう〕は、振り向いて学生宿舎の部屋を見た。存外、多くの学生が島に残っていたようだ。何人かで固まり、一様に不安そうな表情でそれぞれ何か話していた。そしてこの部屋にいるのは、〔せいねん〕軍人連合会の人間だけ。中間派と〔そんぶん〕主義学会の学生はそれぞれ別の部屋にいる。自然とそういうふうになった。
 広州で異変が起こったことは、〔こうほ〕島にもやっと伝わってきた。それもどうやら軍事行動らしいというのも。〔しょうかいせき〕校長はちょうど軍校に不在で、その代理として教育長の〔とうえんたつ〕が教官らをどこかに集め、学生たちには宿舎で待機するよう命じていた。
「諸君。君たちは入学したばかりとはいえ、〔こうほ〕の学生であるからにはこの軍校を守る責務がある。追って指示を出すが、万一の場合には君らも武装してもらうこともありえる。覚悟しておきなさい」
 その時、〔とうえんたつ〕はやや青ざめた顔をしていたが、それでも容赦の無い口調で言った。
 覚悟と言われても、いったい何に対してどうやってだ? 確かに何かが起きているのに、詳しいことは何もわからない。そのことがひどくいらだたしい。
 ただ、およそ〈軍事行動〉と名のつくものが、共産党にとって好意的であったためしがない。それはかつて兄たちの身に起こったことからも充分わかる。・・・・・・また、あの時と同じことが広州で起こっているのだろうか? 軍を使って弾圧されたら広州の共産党員たちはなすすべがない。三年前の武漢で、軍閥が労働者のストに牙を向いた時と同じように。
 ふとある考えが浮かび、〔りんぴょう〕はゾッとした。まさか、自分の二人の兄は広州に来ていないだろうか。彼らの活動拠点は武漢か上海だが、革命の中心地・広州に来ることがないわけでもない。
 それに、その軍事行動を起こしている者はどこまでやるつもりだろう? 広州だけでなく、この〔こうほ〕島も標的にしているのだろうか?
 広州の党員はまだいい。香港だって近いし、運と機転さえあれば逃げられる。だがこの大河の中の島にいる自分たちは? 〔コウホ〕島は確かに突然の攻撃は受けにくく、海軍との連携も取りやすいから防衛はしやすい。だがそれは外部からの救援が期待できる場合の話で、それがなければ長くはもたない。
 この小さな島で逃げ隠れするところなんてない、袋の鼠も同然だ。〔りんぴょう〕はいまやこの島が、自分たちの頭上に屠殺刀が振りおろされるまで囚えておく牢獄と化したことに気がついた。
「どういうことだ、それは!」
 ふいに部屋の中が騒がしくなった。見ると、入り口の所に七、八人の学生が立ち、連合会の学生ともめている。
「だから、貴様らは今から我々が監視する、と言っているんだ」
「ふざけるな! 貴様ら、なんの権限があってそんなことを」
 〔そんぶん〕主義学会の連中だ。誰かの囁きが部屋に広がり、〔りんぴょう〕も彼らの正体を知った。






(『林彪復活祭』収録「夢の通い路」より)

 それから、数日が過ぎた。何も動きがないまま。
 毎日の日課である『審査』から解放され部屋に戻った私は、ラジオをつけた。ある一時期、私はラジオも取り上げられ、部屋の窓もすべて外が見えないよう閉ざされ、外部の情報に一切触れることができなかった。最近、再びラジオが許されるようになったのだが、毎日聞いている間に奇妙なことに気がついた。
 彼の名がまったく呼ばれなくなっている。
 以前は、何かの式典の際はもちろん、ことあるごとに主席と並んでその名が称えられ、日ごとに彼の権勢が増していくのが嫌と言うほどわかったのに、今やまるでそんな人間などいなかったかのように彼の名はラジオから消えていた。
 さらに先週、姪に数冊の本を差し入れてくれるよう頼んでいたのだが、奇跡的にその要望が通り中身を確認された後私のもとへ届けられた。だが、おそらく中を確認した者がやったのだろうが、文中で使われていた「林」という文字にことごとく×印がつけられていた。まるで親の仇のようにひどく憎憎しげに。
 そして先日回されてきた文書だ。
 彼が、死んだ、という。
 モンゴルで、飛行機が墜落して。ソ連に逃げようとして、その途中での事故だと。それ以上のことは書いていないので、まったく何故そんな事態になったのかはわからない。
 ……そう、わからない。だから信じはしない。彼が敵国であるソ連に逃げようとしたなどとは。そして、彼が死んだなどということは。
 だが、私はなぜ信じないのだろう。論理的に考えて、『主席の最も親密な戦友』が、そんなふうに死ぬなんてつじつまが合わないから? それとも彼が死んだということを受け入れられないから? なぜ?
 もう就寝時間だ。そう監視人に怒鳴りつけられるまで私はラジオを聴き続けた。この夜も遂に彼の名を聞くことができないまま、彼が私の監禁場所に姿を見せることもないまま。
 林/彪、おまえはなぜ来ない?
 私はここにいる、早く来い。




おまけ冊子について
 「林/彪復活祭」をお買い上げの皆様に、香港の雑誌が掲載した日本未翻訳の貴重な文革資料の一部を日本語訳した冊子を差し上げています。
 「資料」については、下記のブログを参照されるか問い合わせください。
 なお、「林/彪復活祭」は不用だけど冊子は欲しい方については、有料で冊子のみの通販も対応します。
 ttp://d.hatena.ne.jp/takeosa75/20060824
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