BL的第16話~17話(2) 参謀長がデレ期に入ったようです

 さて、めでたく竜紹鉄との仲が進展しているような大春だけど、ここでもう新たな恋敵が本格参戦!

 以前からいた相手ではありますが、最近長いツン期間が終わってデレ期に突入したことで、これからは彼も自覚的に竜を争奪にかかるというわけです。

 その人物とは他でもない文軒。通称(いや、役職名なんだけど)参謀長。妻持ちではありますが、その妻の蘇雲暁も当初から夫置き去りで竜紹鉄争奪戦に参加しているので、特に問題はないでしょう。

 文軒はツン期間中にひたすら竜の好感度を下げ続けるという重大な失点を犯していますが、それゆえに今後のデレ期で見せるデレデレぶりといい人ぶりはいわゆるギャップ萌え効果(ふだん悪い人が良いことをすると、やけに株があがるというやつ)で猛烈な追い上げが期待されます。

 大春ピーンチッ!

 芥川はいぜん存在感を保ち、九児と石頭は停滞気味だけどまだまだやる気に満ちてるなかでさらに文軒の参戦とちっとも安心できない状況でした。竜もけっこうふらふらしちゃう人だしね!


 さて、では今回は、その参謀長のデレぶりを中心にまとめてみましょう。  竜は日本軍の中将暗殺を達成したことで、スパイ疑惑が晴れ、いったん状況がかなり改善されます。

 まず、何かとぐたぐただった蘇雲暁と穏やかな関係を築きはじめるのです。

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 なかなかいい感じですね。この後、ケンカになることもなくなごやかな雰囲気のまま蘇雲暁は去り、竜はそのままそこで銃のお手入れ。と・・・・・・


 さんぼうちょうがあらわれた!

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(・・・・・・この人、なんでとなりに座るんだろう?)by竜


さんぼうちょうはとなりにすわった!


 1、たたかう
 2、にげる
3、はなす
 4、そのた


 実は文軒、竜のスパイ疑惑が晴れたことで、今まで竜に行っていたひどい言動を謝罪しにきたのだ!
 しかし、そこはツンデレな参謀長。妻の蘇雲暁に先を越されたことで、木の陰からそっと竜紹鉄二人を見守りながら出るタイミングを探っていたのだ!


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木陰からそっと見守る参謀長!

 しかもただ見守っているだけではありませんでした。
 

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こんなことしたり


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こんなことしたりと


 って、この人は確か不審者を監視する特務のはずなのだが・・・・・・

 おのれの挙動が一番不審だー!!


 そしてひとしきり誰かに見られたら通報されそうな振る舞いをしながらさんざん迷った後、(奥さんが去った後)やっと木陰から出てきて「さりげなく」隣に座るというこれまた不審な行動に出たわけだが、その後も彼の挙動は落ち着かない。
 あさっての方向を眺めていたり、ちらっと竜を見てすぐに目をそらしたり。あげくのはてに


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 場が持たないのか緊張しすぎなのか、竜紹鉄と話ながら突然小枝で靴の裏をそうじしはじめる参謀長!
 竜紹鉄が「あなた、何の用できたんです?」と聞いていたけど、いやはや、まったくです。

 それでも参謀長は、勇気を振り絞って竜紹鉄に微笑みかけ、彼の任務達成を褒めます。これが今の文軒のせいいっぱい! よくやった、文軒。


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今はこれでいっぱいいっぱい?



 その後も文軒は、(竜に知られないところで)竜のために奮闘。

 竜はスパイ疑惑が晴れたのもつかの間、今度は共産党と親しすぎるとのことで(まあ、旦那=大春が共産党員だもんねぇ)、軍統である文軒の上司・呉に目をつけられてしまう。ちなみに呉はいかにも特務らしい特務。時々アピールしないと自分が特務だと周りが忘れてしまうような特務の文軒とは違います。
 文軒はこの呉のことを「先生」と呼んでいる。また上下関係に厳しく仕事にもまじめな彼のこと。上司の呉が竜紹鉄を疑うのにどうしようもないかと思いきや・・・・・・



呉「私はまさにその竜紹鉄の件を言っているのだ。この男の背景はかなり不透明だ。だというのに君はなぜあの男に重要な任務を任せるのを看過しているのかね。」
文軒「(曖昧に笑って)・・・・・・その・・・私も以前は彼をスパイではないかと思い、注意を払っていました。しかし長期間の調査を経ても彼に怪しい点はなく、彼の戦績も・・・・・・」
呉「私の言いたいことがわからぬようだな。この新八旅は段之凡にまかされて以来、八路軍林団と交流しすぎている。特に竜紹鉄だ! 奴は八路軍の連中のことを兄弟とまで言っているそうではないか。このような彼我の区別をつけない態度は国家と党に対する犯罪にも等しい」
文軒「・・・・・・先生、・・・・・・私は・・・・・・」
呉「なんだ? 何か言いたいことでも?」
文軒「あっ、い、いえ、そのようなわけでは。・・・・・・ただ、私には一つだけよく理解できない点があるのです。私達にとって今もっとも重要なことは、日本軍を中国から追い出すことではないのですか?」




 文軒が上司に反抗したーー!! 竜紹鉄のために。
 結局、呉に叱られただけだったけど、えらいぞ文軒。


 しかし、当の竜は文軒の好意をまったく理解せず、呉と対面した時、彼に反発して八路軍の抗日の意思がいかにすばらしいかを滔々と語るというまったくTPOをわきまえない言動をする。・・・・・・そばで文軒が「あんまりヤバイこと言わないでぇ」と必死で目で訴えているのにもまったく気がつかない・・・・・・。あげくに同じ軍統だということで、文軒もこの件に絡んでいるのかと竜に誤解され、また嫌われてしまう。

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アイコンタクトを竜にまったく気づいてもらえなかった文軒


 それでも文軒はめげず、(自分よりは)竜紹鉄に信頼されている妻に「このままここに残っていては、共産党に通じた容疑で殺されてしまう。竜紹鉄に新八旅を離れるよう説得してくれ」と悲痛な面持ちで頼む。組織と竜の間で板ばさみになり(あげくに竜に誤解されてさらに嫌われ)ながらも、明らかに竜を守るため力を尽くすつもりのようです。



 ところで呉が新八旅に乗り込んできて、文軒と段旅長に竜紹鉄の処分を迫って二人が困り果てていたまさしくその場に当の本人・竜紹鉄が登場!

「旅長! なぜ各地で報復行為を行っている日本軍を叩きに行かないんですか!?」って。

 ・・・・・・・・・・・・空気読めよーーー!!! 今おまえのことでもめているその現場なんだよ! 
 しかも当初、呉の存在にさえ気づいてないよ、この人。

 そしていきなり乱入してきた竜に呉もびっくり。思わず彼を凝視して・・・・・・

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思わず呉は・・・・・・ 


文軒&段旅長(やべぇぇーー、またフラグが立つぅ!!)

って事態(竜紹鉄争奪戦に新しい参戦者だぜ☆)になっても不思議ではない場面。あいかわらず、一目で相手を落としてしまう竜の脅威の戦績は健在だ。


呉(な、なんだ? この不思議な胸のトキメキは!?)
竜「・・・・・・あの?」
呉「き、君。私は任務の遂行のために君と重要な話がある。ちょっとあっちで二人きりで・・・・・・」
文軒&段旅長『させるかっ! この禿げ親父ィ!!』
二人、同時にバールのようなもので呉の後頭部を強打。呉はうめき声とともに倒れる。
文軒「ふぅ。危ないところでした。危うくまた新たなフラグが・・・・・・」
段「まったく・・・・・って文軒参謀長、この禿げは君の上司じゃ・・・・・・」
文「いたしかたありません。これ以上、フラグを立てられたらただでさえ不利な我々がますます苦しい戦いを強いられることになってしまいます」
竜「あの・・・・・・いったい?」
文&段『いやっ、なんでもないから!』



とかいう場面はなかったけどね☆



 その一方で、文軒はやけに素直に嫉妬をします。
 謎の狙撃手を追っていたら大春と九児に偶然出会い、新八旅に戻って状況を説明した竜。それに対し、おまえの言うことが本当だと証明してくれる者はいるか、と文軒が問い、竜が「林団の洪大春連長と九児も一緒にいた」と言ったとたん、

 「おまえはまだ奴らと会っているのか!?」 



と、目を剥いて怒り出す文軒。はい、嫉妬ですね、わかります。(や、単に共産党との関係を呉に疑われている時に会うなよ、と言いたいのだろうが)
 とりあえず、参謀長の当面の嫉妬の対象は芥川ではなく大春らしい。大春の方も竜が文軒によって不自由を強いられている(=俺と竜の仲を引き裂こうとしている!)ことを察しているらしく、なにやら一波乱ありそうな気配。


 しかし、やはり今までの悪印象と出遅れぶりは痛い。ここは大春並みの分かりやすいアプローチが必要かもしれないが、素直になれない文軒に勝ちはあるのか? そもそも「悪い印象だった相手がいいことすると株急上昇」技も鈍感な竜が「いいことしている」に気づいてくれなきゃ意味無いぞ!



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↑この距離感が勝者と敗者のあからさまな格差




今週の芥川君



 前回、皇族出身の中将を餌にして竜紹鉄との逢瀬を画策した芥川君。(←微妙に違う)

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竜紹鉄どこ? 竜紹鉄! な芥川君とそれを見守る岡崎君

 しかし、竜もそうそう簡単に芥川君にいろいろ許すわけでもなく(大春のセクハラにも耐え)巧みに潜伏。芥川君はせっかく竜がすぐ側まで来ているのに気づくことができません。

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まだ探している芥川君 

 芥川君が一心不乱で竜を探している間、竜は近くの茂みで大春に耳をくすぐられたりその大春に銃をつきつけたりしてイチャつきあっていたわけだけど、愛の力なのか、芥川君にもやっぱり竜紹鉄センサーが付いているのか、わずかな異常から潜伏中の竜らを発見!
 しかし、九児&燃やされたのに地獄の底から蘇った大春のサポートもあって竜は芥川が守る中将を射殺。

 う~ん、こいつは愛の泥沼に迷い込んだ芥川君の失態でしたね。

 その後、宿舎に帰った芥川君は、「水風呂に自らを沈めて自分を罰する」という謎の苦行を行う芥川君。

 そこに「芥川君、邪魔するぞ」とか言って、大野連隊長が風呂を覗きにきます。大野は今回の失態についてグチグチと文句を言って時間を稼いでいましたが、芥川君は風呂に潜ったまま。

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マイルームで水風呂に沈む芥川君を覗きに来た大野

 ちょっと溺れているかもしれないのを心配したほうがいいんじゃないか、というぐらい長時間潜りっぱなしな芥川君でしたが、もちろん大野は気に止めることなく、「芥川君、恥を知れ!」と言って部屋を後に。
 と、そこでザバッーと芥川君浮上。なにやら水底から蘇った何か的なちょっとホラーな構図だったけど、竜に対する愛憎がいっそう深まってもうドロドロに煮詰まったという内面がよくわかるような顔でした。

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 そして、次回は中将殺しの報復のため、竜らが護衛する八路軍の高級幹部の暗殺を目指す芥川君。ってもう敵味方の高級幹部は君が竜紹鉄と会って殺しあうための口実かい。
 こんな二人に振り回される日本軍&八路軍の幹部も大変だねぇ。

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