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『炎立つ』第三部8話、これが男二人の愁嘆場

 最近、マジで義経とやすひらのことしか呟いてません。
 そんな自分が怖いですが止まりません。

 さて、今回は伝説のほも大河、奥州藤原氏の興亡を描く『炎立つ』(1993年放映)について。

 『炎立つ』は93年7月から94年4月まで大河ドラマとしては変則的な放送期間で放送され、さらに9か月で3部構成という冒険しずぎな構成でありました。
 第1部は奥州藤原氏初代清衡の父親・藤原経清と前九年の合戦。
 第2部は初代清衡主役で後三年の合戦。
 第3部が四代やすひら編となっています。

 放送時、私はまだ中学生でしたが、このドラマはその後長く印象に残っています。私が最近義経ややすひらのことを言い出したのもそもそも過去の大河の資料本を読んでいてこのドラマのことをふと思い出したのがすべてのはじまりです。
ちなみに当時はまだ「やおい」という概念には触れていませんでしたが、『炎立つ』で弁慶×義経となりました。やすひらは単体で好きでした。て言うか野村義経がいろいろdisられていることや、あの義経像が一般的ではないことも後から知りましたが、私の中ではじめてまともに触れた義経が『炎立つ』の義経なので、私の中の義経像はあれが基本となっています。


 さて、賛否両論激しい『炎立つ』第3部ですが、以下BL的神回というべき第三部8話をピックアップします。
 


第3部8話「鎌倉の別れ」(←勝手に題名改変)


 『炎立つ』のDVD借りてきてるけど、見る時間が足りません。
 で、私、「炎立つ」「炎立つ」とばっか言ってるけど、実は見たのはもうずっと前で(なのに今再燃してる)、大筋と主役達の人物像、印象的ないくつかの場面以外はよく覚えてないけど、その中でも印象的だったのがやすひらが何かの用事で鎌倉行って義経と再会するというエピが頭に残っています。
 時間無いのでとりあえず8話のそのシーンだけ先に見てみました。
 ・・・・・・・・だいたい記憶通りのシーンだったんだけど、記憶以上に愁嘆場だった!! 

 すげー、大の男二人(やすひらと義経)で泣きに泣いているよ。男の泣き顔すてき

 思わずキャプチャもしちゃったYO!! 左が義経で右がやすひらね・・・・・・何やってんだあんたら、画像だけだとまんま別れ話のもつれに見えるよ。
炎1



 くだんのシーンは(いやそこだけしか見てないんで前後よくわからんが)、やすひらが頼朝と一悶着あって、義経が自分の存在がいかに奥州にとって重荷か改めて自覚してやすひらに

「生まれた場所を知らない自分にとっては奥州こそ故郷だった。でも源氏に行った自分はもう二度と戻れない、いや戻らない」

と泣きながら言うシーンで、なぜかやすひらも泣き出して

「平和になったらまた戻ってくればいい」

と慰めるんだけど、なんとそこで義経

「自分は知っていた。やすひら殿は自分が奥州に居ることを危険視してたこと。今までずっと、これからだってそう」

と。


 これにはやすひらも驚いたろうね。
 やすひらはずっと源氏の義経を奥州で預かることに反対だったけど、ずっとそんな自分の懸念も知らず奥州で奔放にすごし、自分に対しても無神経に見えた義経が実は全部気がついていたなんて。
 で、義経も二度と奥州に戻らない二度とやすひらにも会わないと泣きながら約束してでも代わりにやすひらの腰刀欲しいとか言い出すとか!!!!

 もちろんやすひらは泣きながら(←しつこい)腰刀をあげるんだけど、それを受け取る義経が
「今日で最後」
とか意味深なこと言って、
やすひらはもういつまでも義経に託そうとしている(すでに義経も刀つかんでる)腰刀から手を離せないわけですよ……マジやべぇ……


  このシーンは5分ほどのやりとりなんだけど、もう2人の沈黙の取り方とか目線とか、往年の大河はすごいなぁ、としか。


 やすひらが鎌倉で義経に再会するのは『炎立つ(ドラマ版)』のオリジナルエピだけど、何かとおいしいので重宝させてもらっているエピソード。


 しかも別に鎌倉方に用事があったわけじゃなくて、京都見物の帰りにピンポイントで義経に会いに来たらしい? 
 そして頼朝に会わずに帰ろうとする!

やすひら「やはり鎌倉殿に会わずにはすまぬか」
家臣「絶対(来てるの)ばれてまする!」



と言われて対面。来ているのに素通りしかけるとかかなり頼朝の心象悪くした

 まあしかし、『炎立つ』第8話のやすひらたん、鎌倉来て義経に会って、しかも居合わせた北条の若いの(誰だっけ?)とも会って、なのに頼朝に来てるのばれてないと思って挨拶もせずに帰ろうとするのって何気に大物(?)ですな。




5話と6話に戻る


 結局レンタルしてきた『炎立つ』のDVD(第3部5~8話収録)はその後もまともに見る時間がなく、8話の愁嘆場シーンを見た後、やすひらと義経が出てくるところだけ急いで見てみました。
 そしたら予想以上の萌え展開でもだえ苦しむことになっている。


 話が戻ってしまいますが、まずは5話。
 このドラマではやすひらは一貫して義経を平泉に迎えることに反対して、義経が来てからも出ていってほしくて仕方ない人なんだけど(でもgdgd)、5話で頼朝挙兵の報があり平泉の他の面々が義経には隠してる中、「やったー、これで義経は出てってくれるぞ!」とばかりに喜び勇んで挙兵の話を暴露

 →そしたら義経に超キラキラした顔でまっすぐやすひら見つめられながら
「教えてくれてありがとう! この館の人は私に肝心なことは何も教えてくれない。やすひら殿だけが本当のことを言ってくれる。本当に感謝してる。これからもその汚れない心で何でも話してね!」

とか言われちゃってさ・・・・・・

……そして義経が秀衡のとこ行って一人残された後、うしろめたさMAXになるやすひら。もうこの時のやすひら役の渡辺謙の演技・表情が「ああ、俺はなんて汚いやつなんだ……!!!」的で笑えた。いや、こん時の渡辺さんの演技最高でしたよ。


 さらに6話で義経を慕う妹の薫子から「兄上は喜んでらっしゃるでしょうね。とうとう九郎殿が平泉から出て行く日が来たと清々してるのでしょ!」と責められたやすひらは

「……いや、そうでもないんだが……」



と。続けて

「九郎がいなくなると思うと、何故だか胸苦しい……どういうわけか九郎が無性に不憫になって…あの真っ正直さが痛々しいのだ」



って……世界はそれを「恋」と言うんだぜ!!!! 
 このあたりの渡辺謙の声がもうそのまんま恋にとまどう真面目男風なのが最高だぜ、渡辺さん超GJ!!


 5話を見て、やすひらは今までも義経を追い出すためにいろいろ画策してきたんだけど、すべて失敗しただけでなく逆に義経にとって良い展開になって「やすひら殿、いつもいつも私のために本当にありがとう!! やすひら殿は本当に良いお人ですね!大好きです!!」とか言われてうわぁぁあとなるやすひら妄想した


 でも8話で義経は
「自分は知っていた。やすひら殿が私が奥州に抱えられていることをずっと危険視していたこと」
とやすひらにぶつけるわけで……
 このセリフ知った後に5話の「本当のことを言ってくれるのはやすひら殿だけ」という馬鹿正直な感謝の言葉を思い出すと、なんかこれってすごい展開じゃない?と思う。


 つまり義経はすべてを知ってだけど知らないふりをして素直に感謝してやすひらの懐に飛び込んでいたわけだ。
 それはたぶん義経が本当に平泉が好きで藤原家の皆が好きで、受け入れてもらうためにそれだけ必死だったからかもしれない。
 あるいはやすひらの本音を知っていても信じたかったわけだ。やすひらが自分にすることはすべて善意に基づくものだと。 それくらい寂しかったんだろうなぁ、と。


 それにしても義経も6年も平泉に住んでいてやすひらを落とせんとは……やすひらも今にも落ちそうに見えるけど以外に持ちこたえるのね。

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