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第2話~第3話

ねたばれだらけです。 第2話あらすじ

 竜紹鉄を調べる文軒は、彼の父が元軍閥の将軍で退役後大地主であったこと、妻の蘇雲暁と彼が同郷の上、ドイツの軍事学校で同学であったこと、そして恋人であったことを突き止める。彼が死んだと思わなかったら彼と結婚していたのか、と蘇に尋ねるが蘇は答えない。

 一人、銃の整備をする竜は四年前の惨劇を思い出していた……ちょうど竜と蘇が一緒に帰郷していた時、村が日本軍に襲われた。彼らは竜が優秀な狙撃手であることを知っており、村人の命と引き換えに協力を迫った。しかし父は息子を漢奸にするのを防ぐため自ら殺され結局村人も虐殺された。そして竜自身は日本軍への復讐心によって死の淵から蘇生した……。

 一方、八路軍では大春が、日本軍の陣地に忍び込みたいとの希望を団長に伝える。日本軍ならあの「小さな鏡のついた銃」も持っているに違いないと大春は主張するが、林団長は彼の英雄主義を批判し取り合わない。

 蘇雲暁は夫が竜にスパイの容疑を抱いていることを伝え、竜に軍を辞めるよう忠告する。だが竜は取り合わない。逆に自分にかまう蘇に複雑な感情を抱く。段旅長は竜をスパイ視する文に彼がいかに優秀で信頼できるか話すが、文は自分の考えを譲らず二人は対立する。

 八路軍は段旅から旅主力が転移する作戦への協力を求められる。林団長は大春に、伏撃戦によって段旅の一部隊と協力するよう命じる。大春は国軍との共同作戦に不満を持つが、彼以上に不満で口々に文句を言う部下たちを怒鳴りつける。

 竜紹鉄は段旅長に再び退役を願い出るが、逆に明日の転移作戦で部隊を率いて日本軍を阻止し主力が転移する時間を稼ぐ任務を与えられる。竜は、眠れない夜が続いている,二度と戦場には出たくない,自分は狙撃を学んで単独行動はできるが部下の命を預かることはできないと拒否するが受け入れられない。さらに自分が率いるのが戦場に出たことのない十代の新兵たちだと知り、彼らを殺すつもりかと再び旅長に抗議に行くが、旅長は他に老兵をつける,八路軍にも協力を要請していると竜をなだめる。

A-2-1
二度と戦場に出たくないと訴える竜紹鉄

 大野の要請に応え、一人の狙撃兵・芥川が旅団に派遣された。芥川は、竜紹鉄を教えたドイツの教官とは知り合いで彼は強敵だと大野に話す。大野は、例え技術的には同じ力でも精神面では芥川が勝る、と言う。


芥川来了!

 竜に与えられた老兵たちは皆悪ズレしており、また「竜の部下は生きて帰れない」という噂のため彼を嫌悪し、名前を呼ばれても無視するなど反抗的な態度を取る。竜は厳しい態度で望むが、ますます暗澹たる気持ちになる。


第3話あらすじ

 文軒は4年前、竜紹鉄の村が襲われた事件で日本軍が彼が帰郷する日程を知っていたことに不信感を抱く。それを知った蘇雲暁は激しく反論するが文は譲らず、さらに竜の父親にも漢奸の疑いをかける。

 竜は新兵の中から連れていく者を選ぶが、石頭という少年が熱心に志願し、彼も作戦に参加させることにする。一方、老兵の方義球は再び別の部隊に雇ってもらうため姿をくらまし、竜は彼の逃亡を黙って見送った老兵仲間の銭国良を責めるが、銭はふてぶてしい態度で返す。逆に前回の作戦で竜と一緒に行った自分の17歳の従兄弟は何故死んだのか、「あなたは一人だけ帰ってきたのに」と静かに竜に問う。


熱心に同行を志願する石頭

 また竜を監視するため、文の部下の張脆が作戦に参加する。さらに石頭の失敗を巡って竜と銭の間で争いが起こり、部隊の雰囲気は最悪となる。銭は竜が「部下を身代わりにして生き延びてきた」と非難し、竜は全員を生きて連れ帰ることを約束する。

 大野旅団長に信頼された芥川は、極秘情報によって竜の居所を知り、一人そこへ向かう。所定の位置についた八路軍の大春は双眼鏡で国軍の陣地を確認し、協力の相手が先日の男(竜紹鉄)であったことを知る。

 竜はみなに塹壕堀を命じ、反抗的な老兵に強硬な態度で挑み、再三命令を無視した新兵の杜占明を殴る。その一方で、けなげに自分を慕う石頭を気遣う。

 狙撃地点に着いた芥川は竜に狙いを定めるが、突然現れた正体不明の狙撃手に逆に攻撃され、竜を仕留めそこねてしまう。大野は芥川が待ち伏せされたことを知り、竜の部隊と八路軍に攻撃をしかける。

 日本軍のすさまじい砲撃にパニックになる新兵たち。さらにそこに芥川の狙撃が襲う。竜は老兵たちや八路軍のサポートを受け日本軍の猛攻を必死に防ぐものの、パニックになった杜占明が塹壕から飛び出してしまう。彼を救出しに来た竜を芥川は狙い撃つが、またしても謎の狙撃手に邪魔されてしまう。


謎の狙撃手に攻撃されながらも竜を狙う芥川
 
 竜は新兵たちを守るため、銃撃には参加せず塹壕の中で老兵たちに弾を支給する役に徹するよう指示し、自身は芥川を攻撃。砲撃の中、竜、芥川、謎の狙撃手の三つ巴の狙撃戦が展開される。


感想
 第一話が怒涛の流れで視聴者を引き付けたのに対して、二話は人物の置かれている状況や各人物同士の関係の説明、といった感じでちょっとゆるい流れ。
 かつて村人が日本軍に虐殺されたという竜の記憶は、竜という人物を描くのに極めて重要な要素なはずだが・・・その肝心の回想に出てくる日本兵の日本語が発音も言葉の使い方もおかしすぎて・・・・シリアスな場面が台無し(汗)。や、中国の視聴者にとっては、下に中国語の字幕が出てくるからいいんだろうけど。見ていて超悲劇的なシーンなのにここは笑うところなのかと思うぐらいおかしいよ。

 竜は、少年兵を射殺したことがトラウマになって夜も眠れない様子。信頼している旅長に軍事法廷に送られてもいいからもう戦場には出たくない、と実際に半分泣きながら泣き言を言う始末。精神的に脆いと言えばそれまでだが、極めて人間らしい描かれ方をしていると言えるだろう。そんな竜に旅長は、慣れろ,戦場で起こったことは忘れろ,と言う。

 さて芥川も2話で登場。竜が兵を率いることを嫌がり単独行動を願い出たのに「一人でどうやって日本軍と戦う?」と批判されたのとは対照的に、芥川は単独行動をあっさり受け入れられる。このへん一人で戦う芥川と集団行動を嫌いながら他人とともに戦う(力を借りる)主人公という対比が、今後二人の対決のあり方にも影響してくるんだろうなぁ~、と思われる。

 3話の見所は何と言っても、初陣で日本軍の猛烈な砲撃にさらされてパニックになる新兵たちだろう。彼らは愛国心や日本軍に殺された肉親の仇を討つために参軍し、その覚悟に偽りはなかったであろう。だがそんな「覚悟」は実際の戦場では紙くずのように吹き飛ばされてしまう。
 ただ銃を握りしめて塹壕の中で泣くしかない石頭やパニックのあまりかえって危険な外へ飛び出し「家に帰して!」と叫ぶ杜占明など、リアリティがあると思う。


パニックになり砲撃の中へ飛び出してしまう杜占明

 ところで絶好の標的だったはずなのに芥川は杜のことを撃たなかった。パニックになった新兵を撃つなんて彼の主義に反することなのかと思っていたけど(もちろんそれもあるだろうが)、小説版によると彼は杜を助けに誰か他の老兵、特に竜が塹壕から出てくるのを期待していたらしい。


ピックアップ場面
 その小説版より。自分も竜の持っているような立派な銃が欲しくて欲しくて(でも八路軍は貧乏だから貧弱な武器しかないの!)たまらない大春が、団長に直談判する場面。


 と、林団長がまだ口を開かないうちに、「団長! 団長!」とやかましく言いながら大春が司令部に飛び込んできた。
 林団長は黙って大春を見た。大春の奔放でよく規律を無視する性質をよく思っていない李政委と趙参謀も同様に彼を見る。しかし大春は李政委と趙参謀のことなど目にも入っていない様子で、林団長の前に無遠慮に座り、興奮した口調で言った。
「団長! 急ぎの用件です! 俺、ちょっとやってみたい作戦があるんですよ!」
「何か作戦案があるなら文書にして机の上に置いておけ、まったく融通が利かないな」
 大春は驚いて言った。
「団長! 俺が文字なんていくつ知っていると思っているんですか、文書なんて作れませんよ」
 大春は小紅鬼(十代の紅軍兵士)の出身で、年齢は竜紹鉄とそう変わらないが、軍歴はすでに十年に達する。老兵のふてぶてしさを持つ、林団の最も優れた射撃手でもあった。大春と彼より十歳年上の林団長はまるで兄弟のようで、大春も彼に対して感情のままに遠慮なく何でも話した。李政委はがまんできずに口をはさんだ。
「洪大春同志、君は革命に参加してずいぶん長くになるはずだ。字が書けないとはどういう意味かね?」
「俺はべつに字が書けないわけじゃないですよ、ただあんまりうまくないからめんどくさいだけです」
 大春はふてぶてしく笑いながらそう言う。李政委は眉間にしわをよせて林団長を見る。林団長も同じような顔をしているのに気付いて、大春は殊勝な態度を装って言った。
「団長、発言してもよろしいでしょうか?」
「早く言いなさい」
 林団長はもうめんどうくさそうに促す。大春はきっぱりと言った。
「日本軍の旅団本部に忍び込みに行きたいんです!」
「いったいおまえは何を言っているんだ。現在、大野の旅団は段旅を攻撃しようとしていて、今まさに我々は今後の対応を協議していたところだぞ。なのにその本部に忍び込みに行きたいだと! 馬鹿なことを言うのもたいがいにしろ!」
 林団長が何か言う前に、李政委は目を見開いてそう問いただす。しかし、大春は興奮を抑えきれない様子で身振り手振りを加えながら言った。
「ちょうどいいじゃないですか! これも共同作戦の一種です。大野の旅団は段旅を攻撃するのに忙しい、内部の警備はきっと穴だらけですよ、俺がもぐりこんで奴の本拠地を霍乱して・・・・」
 李政委はためいきをつき、林団長は大春の言葉を遮った。
「さてさて、おまえは本当は何をしたい。本音はなんだ?」
 もったいぶって答えない大春に林団長はもう一度聞く。今度は何に夢中になっているのかね、と。大春は林団長に向かって親指を立てながら言った。
「ああ、団長は本当に俺のことをわかってらっしゃる。俺はあの「小さな鏡」のついた銃が欲しいんです、あれは本当にすばらしい! ああ、団長、あなただって一度あれを見れば夢中になりますよ。あれのことを考えると、俺、夜も眠れなくて・・・」
 大春は、しつこく団長に絡んでくる。林団長は、眉をあげて言った。
「団はおまえに重要な任務を与える!」
 大春は喜んで答えた。
「必ずすみやかに実行します!」
 林団長はおごそかに大春に命令した。宿舎に帰って寝るように、と。



 ・・・・・・いやいや、いっそ気持ちがいいくらい元気がいいですね(うるさくてしかたないだろうけど)。根暗な竜紹鉄がひたすら物語を暗くしているので、こういう大春の明るさはほっとします。ちょっと子犬みたいだ・・・・・・。
 でも小説版では快活に笑っているシーンの多い大春ですが、TV版では意外と笑顔が少ない。眉間にしわよせているか、ふてくされている顔が多いです。大春は全体的に小説版の方がTV版より快活度やふてぶしてしさが大幅にUPしています。
上の場面も同じようなシーンがTV版にもあるけど、大春はもっとおとなしく林団長と話していて、私はこのシーンは小説版の方が好きですね。
そんで字を書くのをめんどうくさいと言って逃げる大春がかわいい。ちなみに「革命に参加して長い~」という話がここで出てくるのは、当時は字の読み書きができないのが多かったのですが、紅軍は参加した兵士たちに識字教育を施していました。だから長年紅軍にいた大春は当然文字の読み書きができるはずということ。でもこの分じゃ、その勉強からも逃げまわっていたのでしょうね。勉強に頭を使うのではなく、どうやったら勉強しないですむかに頭を使うタイプ。

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