妄想的6~7話「初めて会った時から、大嫌いだった・・・・・・」

 今回のあらすじ。
 竜紹鉄の元へ夜這いに行った芥川君。しかし、こんな深夜に段旅長が竜の部屋にいることに激怒した芥川は旅長の殺害を計るものの、やっぱり夜這いにやってきた大春と鉢合わせし人の家(新八旅本部)で銃撃戦に・・・・・・。
 という話ではありません。

 まあ、本質はさほど間違っている気もしませんが(←えっ)、今回で竜争奪戦のメンバーがすべて出揃い、戦況はますます混迷していく模様。竜も、とりあえず全員とお見合いさせてみよっかー、という製作者の意図があるかのごとく、いろいろな相手とCPさせられます。順に見て行きましょう。


・旅長→竜

 前回、総受けの自覚がまったくない竜は深夜に自分の部屋に旅長を入れてしまいました。まったく、難攻不落っぽく見えて変なところで無防備なのだから。大春に「なんでそんな警戒心がないんだー!!」って怒られてください。
 そして次々酒を飲まされながら上官のグチに付き合わされる竜・・・って言うか、上司のグチ酒に付き合わされるほど嫌なこともそうないよなぁ・・・・・・

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 それにしてもこの時の竜は(ただ座って話を聞いているだけなのに)破壊的なまでに色っぽいな。やっぱり竜はちょっとボッーとしている時や気楽にしている時が一番可愛いかと。よく段旅長は理性がふっとばなかったと思うよ(ふっとぶ前に芥川君に襲撃されたのか?)。さすが老軍人!(←?)


・文軒→竜 

 文軒がちょうど書類を持って事務室から出てきた時、竜の部屋から二人が談笑する声が聞こえてくる。それを聞いた文は、しきりに竜の部屋のほうをちらちらみたり、何とも微妙な顔でちょっとそのへんをうろうろしてみたりと挙動不審な行動を取ります。あげくにそのまま事務所に戻ってしまうのだが・・・って、あんたその書類を持ってどこかに行くはずだったのになんで戻っちゃうの?

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竜と段旅長が二人で会っているのが気になって仕方がない文軒

 はっ! もしかして竜か段旅長の所に行く予定だったけど、二人が仲良く談笑している場には行く勇気がとてもなかったのか!? もし竜の元へ行く予定だったら、昼間厳しくあたりすぎてしまったことを何とか謝りたかった、とか? でも文軒はツンデレなので素直に謝ることはできず「べっ、べつに、おまえへの疑いを解いたわけじゃないし、悪いと思っているわけでもないんだからなー!!」とか言っちゃって、またマイナスポイントを更新するだけだっただろうが。


・大春→竜

 日/本/軍の駐屯地へ向かう途中で、新八旅へ急行中の九児と行き会った大春。その時の会話。

九児「あなたたち、何をしているの」
大春「ああ・・・任務を執行中だ」
九児「それは重要な任務?」
大春「あのなぁ~、俺の任務で重要でないのなんてあるかよ」
九児「そう、なら、私一人で行くからいいわ」
大春「あ、まてまて、何があったのか教えてくれよ」
九児「我が軍は日本軍が段旅を襲い、旅長を殺害しようとしているとの情報を得たの。団は私にその報を段旅に伝えるよう命令したのよ」
大春「・・・その情報は確かか?」
九児「確かよ」
大春「よしっ、俺も一緒に行く!」
九児「でもあなたにも任務があるのでしょ!」
大春「ああ、おまえの任務ほど重要じゃないからいいよ



 ……誰か政/治/委/員呼んでこい(←や、すでにもう勝手な行動している最中なのですが)
 まあ、本当の任務中でも、竜の危機を救う以上に大事な任務などない! って言い切りそうだが。大春は竜の危機にはいついかなる時も駆けつける白馬の王子様なのです(←実際、白くなかったけど馬に乗って駆けつけたし)

 さて、大胆にも竜を襲おうとした(←違う)憎っき芥川を、その竜と一緒に撃退した大春。足を撃たれた九児が収容された病院で改めて竜と再開。
 しかし、そこでさらに(?)大変事態が勃発。

・九児→竜

 しかし、大春が惚気ている間に大変な事態が勃発。

「あの人、なんだか可哀想な人に見えるわ」



と、九児の竜紹鉄対する恋愛フラグが立ってしまったのです。この一言でやっと事態に気づいた大春とそして何故か石頭も驚愕。
 一目で女/八/路(←いや、男の八/路も一目で恋の奴隷にさせてしまったのだが)を恋させてしまった竜のフラグ率は本当に驚異的です。
 しかも今回は、多くの相手から一方的に慕われるだけだった竜の方も九児のことがかなり気になっている様子。戦闘終了後、改めて顔を合わせたその瞬間,まったくなんの予兆もなく,唐突に,突発的に取ってつけたように、二人の間に恋が芽生えてしまいます。

 で、その九児ですが。
 すさまじいまでの萌え声なのです。
 や、先に言ってしまうと私あんまり九児のこと好きになれないのですが・・・この声だけはすごい、「可愛い声」でも「愛らしい声」でもなくきっぱりと「萌え声」以外の何者でもありません。日本で声優でもやった日には、初仕事のその日から熱狂的なファンがつくことを保障します。
 そしてさらに萌えを加速させるのが、戦闘時とそれ以外の声のギャップです。戦闘時、少年兵と間違えられるほど勇ましい声だったのでてっきり男勝りの娘なのかと思ったら、戦闘が終わるととても同一人物の声とは思えないほど可愛らしい萌え声になるのです(やっぱりこんなに声の使い分けができるんだったら絶対声優に向いていると思うよ)。ギャップ萌えです。
 
 その九児は登場したばかりなのに次々と竜攻略作戦を展開していきます。
 まず新八旅の病院に見舞いにきた竜紹鉄の前で眠ってしまう。この無邪気で無防備な態度はポイントが高い。

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いきなりいい雰囲気になる二人

 彼女の純朴さに心魅かれた竜も段旅長と林団を訪れた時に、彼女を探して二人で畑の道を散策。やっぱり興味があるのか「どうして八/路/軍に入った?」「その銃の腕はどこで学んだ?」と大春には聞きもしないことを尋ねます。そして彼女の前であからさまにぎこちない様子の竜に九児は実に可愛らしい笑顔と声で「まじめな人なのね」「私にはあなたがとても優しい人に見えるわ」「あなたってまるで小さな子供みたい」「あなたは私に関心があるの?」と対応します。
 さらに竜の部隊と八/路/軍が共同作戦を取る時に、ちゃっかり先頭にいる竜の隣をゲットします・・・って、あんた、八/路/軍の同志たちと一緒にいなくていいのか? 
と、七話の中盤ですでにすっかり竜と仲睦まじくなっています。

 かあいそうなのは二人の間に恋愛フラグが立つのを目の前で目撃してしまった大春です。しかもなんか竜と大春が七話かけて交わした会話より、九児と竜がこの一話の間に交わした会話の方が多いし・・・・・・。
二人の急接近にただならぬ危機感を覚えた大春は妨害工作を展開。
 九児に

「彼は国/民/党の士官だぞ。もっと警戒心を持て」


と釘を刺しますが……おまえどの口がそれを言うか!?

 ここでちょっとBLバージョンにおける大春と九児の関係について私見を。
 公式設定では大春は九児にベタ惚れしていますが(や、それでも大春が本当に惚れているのは竜紹鉄にしか見えないが)、裏設定(←裏設定って)でも竜紹鉄に出会って恋に落ちるまでは九児のことが一番好きだったし、彼女と結婚したいと思っていたと思いますよ。ただその内実はちゃんとした恋愛感情もあったけど、妹のように思っているような家族愛的な感情の方が強かったのではないかと思います。あまり深く考えない大春がそれを単純に恋愛感情だと思って燃え上がっちゃったみたいな感じかな。
 あと大春はやっぱり「家族」が欲しかったんじゃないかと思う。八話で「九児は俺と結婚するんだ。そんで九人の子供を生んでもらうんだ」とか言っていますしね。大春の死んだ家族の中に妹がいたかどうかはわからないが、いた場合、九児がその死んだ妹と似ているところがある、とかだったらさらにいい感じだ。
 で、竜紹鉄と恋に落ちてしまってからは、九児に対する思いはちょっと保留状態にしてしまっているっていうのが妥当かな? 竜のことが好きだけど、時々九児に対する思いも甦ってくるみたいな。なんにしろ竜と恋に落ちても少なくとも妹的存在として九児をとても大切にしているのは確かだと思う。
 そんでこの仁義なき対竜紹鉄攻略戦でもついつい彼女には手加減してしまうんだな。九児のほうはまったくしないけどね。

 ともかくこんな萌え声強力ライバルの出現に大春も大きなピンチを迎えます。


・石頭→竜

 今回も(可愛らしい容姿を利用して)竜とラブラブの石頭。ちゃっかり竜に自ら手取り足取り狙撃の訓練をしてもらっています。つーか、竜は本当に石頭には優しいな。
 ・・・・・・って言うか、竜は自分の銃を人に触られるのがすごい嫌だったはず・・・・・・。

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 そして芥川討伐作戦では、老兵だけ同行するように言ったのに石頭も一緒に行こうとする。竜は「新兵は連れていかない」と怒ったが、石頭は「長官! 私はすでに兵士になって4ヶ月です。新兵ではありません!」と主張され、あっさり「俺のそばを離れるなよ」と同行を認めてしまう・・・甘い。
 しかもその許可をもらった後、それまでひどくまじめで切実な顔をしていた石頭は「やったねー!」とばかりに一瞬にやりと笑います、竜の見ていないところで・・・・・・・やっぱりこの子、腹黒の素質が充分あるのかも。


大春×竜

 さて、再び大春。
 九児といい雰囲気な竜紹鉄だが、大春が大失敗を犯して降格された時に竜が思わぬ言動を・・・・・・。

 芥川を討つために合流する竜の部隊と八/路/軍。ところが、竜の前に現れたのは大春ではなかった。

鄒文「竜参謀。指導員(指導員の説明は後日の歴史解説で)の鄒文です。現在、代理連長を務めています」



 竜はほんの半瞬ほどとまどった後、その「代理連長」と握手しそつなく挨拶を交し合う。しかし、心がほんの少し上の空らしい様子で「連長」のはずの大春の姿を探すと、彼はその視線から逃れるように顔をそむけていた。

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竜の視線から顔をそらす大春

 なんだな、この時の大春は、人としてどうか(笑)という失敗を犯して、本当に自分が恥ずかしくて竜にあわせる顔がなかったんだろうな。むしろ今はこんな自分を一番見られたくなかったのは竜だと思うよ。しかし竜はそんな大春の様子がますます気になる様子。
 そして大春も竜が鄒文と実にそつなく円満に作戦の打ち合わせをしているのを実に複雑そうな顔で眺めます。自分の失敗を深く反省し降格処分を受け入れているので不満を持つ資格はないとはわかっていても、本当ならあそこで竜と作戦会議を開いているのは自分だったのに……、とかはどうしても思いたくなってしまう様子。
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 しかも自分に対してはいつもそっけなかった竜が、鄒文とは特に問題なく円満に作戦会議をしているのを見て、どうしても嫉妬してしまっているのかもしれません。って言うか、大春と竜の会話数は、九児どころか今でてきたばかりの鄒文と竜の会話数にさえ抜かれてしまった気が・・・。

 その後、竜はちゃっかり自分の隣を歩く九児に実に何気なく尋ねます。

「……………………洪連長は何があったんだ?」



 この時の声がものすごくそっけなくてまるで言い捨てるかのように言い、しかも言った後に彼女の答えなんて待っていないかのようにあさっての方向を見ます。
「いや、べつにあいつのことなんて気にしているわけじゃないんだけどな、いやいや、ほんと、もうまったくこれぽっっっちもあいつが連長でなくなったこととか落ち込んでいるみたいだとか気になっているわけじゃ微塵もないから」ということを全身全霊でアピールするかのような何気ない聞き方です。
はい、すっっっごく大春のことが気になっているのですね、わかります。

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「洪連長は何があった?」と聞いた後、明後日の方向を向いて<べつに気にしているわけではない>をアピールする竜

 つーか、九児と並んで歩きながら実は大春のことを考えていたんだな(しかしその後九児も笑い話をして竜の関心を自分に向けている)。そして

竜「……洪連長」
大春「………………俺の名前は洪大春だよ」
竜「洪連長」



 うおおおおおーーーー萌え!!!!
 大春はすでに自分は「連長」ではないのだから「連長」と呼ばないよう求めますが、竜はそれを無視して強引に「連長」と呼び、しかも代理連長ではなく大春に意見を求めます。
 これは例え降格されてしまっていても自分は大春を「連長」と認め、そう呼ばれるにふさわしい実力があると認めている、という一種の宣言ですね。
 結局、九児は大春の降格の詳しい理由を話さなかったのですが、竜にも彼が落ち込んでいるのはわかったのでしょう。これは彼なりの大春に対する気遣い、励ましだと思います。大春もこの遠まわし(すぎる)竜の気遣いに少しだけ慰められたっぽい。
 なんだ、竜は大春に優しいじゃん、と思ったら、その少し後に驚愕の心中独白が

「俺は最初の最初から、この目の前の、野暮ったい上にごろつきのような男が嫌いだった。彼らも軍人には違いない、だからといって何故我々が土/八/路と一緒に戦わなければならないのか」


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 最初から大春のことが嫌いだった!! 
しかも田舎もののごろつき扱いしていますよー!!
 実は土/八/路なんて思っていたらしいですよーー!!(土/八/路の意味については歴史解説で)

 いやいや、竜はどんだけお高くとまっているんでしょうか、さすが国/民/党のお姫様(←違う)。
 まあ、ドイツ留学までした中央軍の若手エリート士官からしたら、ビンボーで貧弱な装備で文字も読めない農民出身の兵士たちで構成されている八/路/軍は、ごろつき集団と五十歩百歩くらいにしか見えないかもしれませんが。
でもこの心中独白の前半は、八/路/軍と言うより大春個人への嫌悪感を示していますね。・・・・・・えっ? 大春、なんかそんなに嫌われるようなことしたか? 「最初の最初から」って大春との出会った時は助けてもらったのにいきなり竜の方が銃をつきつけたんじゃなかったけ?
 しかも「嫌い」という感情と、つい先刻の落ち込んでいる大春に対する気遣いがまったく繋がらないんだけど・・・・・・。
 これは確実にアレですね。竜は自分の本当の気持ちにまったく気がついていないということでしょう。
 ちょっと潔癖症気味の竜は実際「野暮ったいごろつき」な男は嫌いでしょうから、そんな自分が大春に少しでも好意的な感情を有していることは当然認められない(そもそも竜は誰かに魅かれてしまうことを恐れているふしがあります)。
 だから大春のこと気遣ってあげるのに、その彼に対する感情を「嫌い」と総括し、しかもそれを強調しなければいけないのです。すばらしいツンデレです

 なにはともあれ、竜は大春のことを最初の最初から気になって仕方なかったということが判明しました。(無関心ならそもそも嫌いだのなんだのさえ感じないはず)


 以下、小説版『狙撃手』からも萌え描写をいくつか

 大春の目には、竜紹鉄は貴族的で模範的な職業軍人に見えた。米国式の軍服に身を包み、詰襟のホックはきつく締められ、ズボンの縫い目もまっすぐで、ネクタイと白シャツは明らかに洗われたばかりであり、革靴に至っては新しく磨かれたばかりのようで少しの汚れもない。



 ・・・いや、大春、なに全力で竜のこと観察しているんだよ・・・・・・。
 なんか別世界の人みたいに見えるのかもね。八/路/軍なんてなんか薄汚れているし(笑い)、軍服はつぎはぎだらけだし、革靴どころか布靴しか履くものないし・・・・・・。
こんな「貴族」みたいな人をゲットできるのか不安になったかも(まあ、かえってここまできっちりしていると脱がせがいが・・・落としがいがあるかも)。がんばれ、土/八/路!

 さて、ドラマ7話のラストで日本軍に襲われる村人を助けるか任務優先かでもめた場面は、小説版ではこんな感じ。

 

竜紹鉄がまだ言い終わらないうちに、大春は怒りに満ちた声で怒鳴った。
「馬鹿を言うな! この冷血動物! ドイツファシズムが育てた小ファシスト! おまえなんて中国の軍人じゃねぇ! おまえは誰を重視しているんだ、おまえみたいな奴が誰を助けられるっていうんだ!」
竜紹鉄は突然、大春に向かって銃口を向けた。ほぼ同時に、大春もすばやく竜に銃口を向け、両者とも指を引き金にかけた。大春の傍らにいた九児も同時に竜紹鉄に銃口を向けた。(中略)
 竜紹鉄は冷たい声で言った。
「戦場で命令を執行せず任務を破壊する者には死罪が適用されるぞ」
「やってみなさいよ!」
 目を見開いて九児が言う。突然、大春が銃を下ろした。そして竜紹鉄の銃口の前に自ら近づき、彼の目をまっすぐ見据えながら笑って言った。
「この腰抜け、俺を撃てないのか。おまえの射撃は一流じゃなかったのか? 一撃で俺の頭を打ち抜いて見せろよ。撃てよ! 俺も日本軍じゃなくて国/民/党の手で死ぬとは、本当に笑えるばかばかしい話だぜ。撃てよ! 撃てって言ってんだろ!」
 そう叫びながら大春は竜紹鉄の銃を掴む。他人が自分の銃に触れることを何より嫌う竜紹鉄は慌てて後ろに下がり、引き金を引きかけてしまった。しかし大春はひどく平然と両手を広げて銃を高く掲げた。



おお萌えーー・・・って言っている場合じゃないが。銃を下ろして自ら相手の銃口の前に立つ大春かっこええー!銃を掴んだのは自分の胸に銃口を押し合てようとしたのでしょうね。
 ちなみにTV版では八/路/軍と中央軍が銃を向け合う場面でも竜は銃に手をかけませんでしたが、ここ、映像で見たらさらにかっこよかっただろうな・・・・・・。


今週の芥川君

 大胆な行動(本部への夜襲)で竜紹鉄と(距離的に)急接近を果たした今週の芥川君。でも竜の激しい抵抗にあって未遂に終わった(←って書くとちょっとやらしいな)
 しかし、せっかく愛しの竜の家に押しかけたというのに、竜の殺害は部下にまかして、自分は段旅長の殺害に専念したのはさすが元特殊部隊。・・・まあ、部下に竜がやられるとも思っていなくてまたの機会に改めて自分が殺してやろうと考えていたのかもしれんが。

 それにしても闇にまぎれて見張りを音も立てずに暗殺するなど、射撃術だけじゃなくそういうのにも優れているらしい。

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見張りを暗殺する芥川

空気の読めない日本兵

 本来は段旅長を秘かに暗殺して逃げるつもりだったのだろうけど、旅長が竜といたために銃撃戦になり、侵入に気付いた文軒率いる中国軍とも交戦することになってしまう芥川君たち。芥川君は

「五分持ちこたえろ!!」



と命令し、一人旅長を狙いに行き、竜・九児・大春との銃撃戦に。その最中に部下から無線連絡が。

「少佐! もう五分経ったけど、このままでは我がほうに不利だ! どうします?」




 ・・・・・・芥川君はきっとこう思っただろう。
「『五分』と言われて本当に『五分』だと思う奴がいるか!! 空気読めよー!!!」(←空気読め、とか芥川君にだけは言われてたくない)

 ・・・まあ、「○○時まで堅持!」とか「30分!」とかなら言葉通りに捉えてもいいが、「(あと)5分」は「=300秒」じゃないからな。この場合、空気の読める日本兵なら、5分堅持は当然としてさらに5分くらいしても芥川君から何もなかったら連絡してみるかな。
 しかもこれ聞いてぶち切れた(?)芥川君は「突っ込めー!!」とか命令するけど、てっきり決死の突撃を敢行すんのかと思ったら、みんな撤退していた・・・「突っ込め」って「全員撤退」の暗号か何かか?

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 そんなこんなで作戦は大失敗。しかも大春と九児を竜に近づけてしまうという泣ける結果に。
 大野旅団に戻ってきた芥川君は大野旅団長と二人だけの反省会・・・なんかこれが今後パターン化しそうな気配。そして芥川君を慰める大野の表情はどこまでも優しい・・・あいかわらず芥川君は見てもいないけどな。


追記

大事なこと忘れていた。

「大小爺(だーしょおいえ)!」



 芥川撃退戦の中で、大春は竜紹鉄のことをこう呼びます。記念すべき大春の竜を「大小爺(若旦那、道楽息子)」呼ばわりの始まりです。
って言うか、いきなりそう呼ばれて竜も自分のことだってわかったのかな?

しかしここで疑問が。
大小爺とは「(金持ちの家の)若旦那、道楽息子」という意味で、竜は確かに金持ちの大地主の息子なのでこう呼ばれてもしかたないのですが・・・。
 大春はいつどうやって竜が大地主の息子だって知ったんだ?

 この後、九児が八/路/軍を訪れた竜との会話で、彼がドイツに留学した話題に触れ、竜がどうしてそれを知っているのか問うと

九児「あなたに関する資料を読んだわ」
竜「・・・・・・なぜ?」



と、九児が何故自分に関心を持っているのか疑問に思っているが・・・
いや、竜、そこは何故八/路/軍が自分に関する資料を集めているのか気にするべきだろう。

 まあ、神業的な射撃の腕を持つ若くして指揮能力も高い竜に注目した共/産/党が彼の情報を集めていたのだとしたら、もちろん大春は超熱心に資料に読み込んだことだろう。むしろ情報を集めてきたのは彼かもしれない、好きな人のことはいくらでも知りたいだろうしね(笑)。
 それで彼が地主の息子だって知ったんだろう。・・・でも竜が地主階級だって知ってどう思ったかね。「大小爺」っていう呼び方には、いろいろ複雑な気持ちが込められているんだろうな~。
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