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BL的11話~13話(2) 駆け落ち未遂事件

「私たちの政治的立場は完全に違う。おそらく一生、同じにはならないだろう。だが、私にはわかっている。どんな困難が訪れようとも、一番に頼ることができるのは・・・・・・」



 さて、今回は竜争奪戦における一大事件である大春の竜紹鉄との駆け落ち未遂事件!について。そしてそして二人きりの逃避行について!



  それにしても、違う組織に属する二人がひょんなことで所属組織からはぐれ二人きりで過ごすことになり互いに対する感情が変化する・・・・・・なんてすばらしい王道でしょう!

 しかも男同士でそれをやりますか! 

さらに言うなら共産党と国民党の二人でですか!!
 


 監督の案なのか女性脚本家の案なのかわかりませんが、こんな展開を仕組んだ人は、あまりにいろんなことをわかりすぎている(萌えとは何かという意味で)と思います。素晴しい、素晴しいよ、あなた! 日本に活躍しにきませんか?


20100416000246.jpg
竜紹鉄と二人っきり♪ そもそも大春の行動からしておかしい。

 八路軍が戦場に突入した時、大春はもうまったく一分の狂いも無く他の一切にわき目もふらず竜紹鉄の元へ駆けつけるのだ!(そして「結婚式の花嫁強奪」に)

 ・・・・・・いや、大春たちの任務の第一は、たぶん段旅長の救出なのだけど、大春はもはや段旅長のことなど目にも入っていない様子(段旅長の前を素通りしてしまっていても不思議はない勢いだったな)。いや、決して忘れていたわけじゃない。部下に「段旅長を救え!」って命令しているもん・・・・・・そんで九児が段旅長の元に駆けつけて・・・その間に己は竜を救ってポイント(?)稼ぎ・・・・・・実に卑怯です

 公平に言えば、ここでちゃんと任務を果たした九児はえらいでしょう。・・・って言うか、九児が大春のような行動とっていたら、私ゃすっごい批判しただろうな(ごめん、九児)。

 その後、竜を引っ張って芥川の追撃を振り切る大春だが・・・いや、ちょっとあんた・・・


どっちの方向に逃げているーーーー!!

 たぶん同場面を見た多くの視聴者が似たような感想を持っただろう(特に腐女子)。

「大春の目的は明確であった。まっすぐに竜紹鉄の元へ駆けつけ、彼を引っ張り起す・・・・・・だが大春の方向感覚は大いに問題だ。彼らは大部隊の撤退方向とは違う方向へ行った・・・・・・私が思うに、大春、あんたわざとだろ?」(ttp://hi.baidu.com/jn62750370/blog/item/6232bc8701c3503466096ebe.html)




 まさしくどさくさにまぎれての駆け落ち以外の何もでもありません! 本当にありがとうございました。

 しかも竜の方はべつに駆け落ちに同意していませんから、ある意味単なる拉致です。

大春「あはは♪ いやぁ、困ったな大少爺、俺らうっかり部隊からはぐれちゃったよ♪」

竜「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(←貞操の危機を感じている)

 竜紹鉄が、川辺で大春に触れられた瞬間(笑)、思いっきり彼を殴り飛ばしたのも貞操の危機を感じたからだろうな。(撃たれなかっただけましだと思え!)



 しかし冷静に考えてみれば(考えてみなくても)、これがわざとであったら、引っ張っていかれた竜はともかく、大春は完全に逃亡兵だ(汗)。

 これがギャグバージョン竜紹鉄争奪戦の大春であったら、「それがどうした、竜と二きりになれれば後はどーでもいいんじゃ!」の確信犯か、そんなことさえも頭にないかのどっちかであるが・・・・・・ここはもう少し真剣(?)に考察してみよう。



大春はなぜ竜と駆け落ちを計ったか?

untitled.jpg
駆け落ちはしてみたものの・・・・・・



大春が部隊とはぐれた理由で考えられるパターンは4つ

一、単なる不慮の事故

二、計画的犯行その一(竜と二人になる以外特に何も考えていなかった)

三、計画的犯行その2(いろいろ悩んだ末の行動)

四、そのつもりはなかったが、魔がさした



一、単なる不慮の事故。

 公式設定(笑)です。大春たちは芥川に追われたため別の方向に逃げざるをえなかった(だからこそ大春はあとで何の咎めも無く八路軍に帰れるわけだが)。おもしろくもなんともないのでスルー。


二、計画的犯行<1>

 今まで書いてきた通り。ギャグバージョンならこれでOK。大春は竜のこと以外、何も考えていません。


三、計画的犯行<2>

 一見<1>と同じだが、<1>では「竜紹鉄と二人きりになる」ことが主と言うよりもそれ以下でもそれ以上でもない。

 しかし<2>では、たとえ竜のことを愛していても何事もなければ駆け落ちなどはしない。それはつまり大春が、所属する八路軍と共産党からドロップ・アウトしてしまう行為だからだ。小説版に「十年におよぶ軍歴」「彼は老紅軍老党員であり他人が自軍を誹謗することががまんできない」とあるように、大春にとって八路軍も共産党も大切な存在であり、そこへの帰属意識は強烈である。

 だが、それを揺るがすような深刻なショックを大春が受けていたとしたら?

 ・・・・・・具体的に何があったかと言うと、実は11話~12話を見て何となく予想はつくのだが、だけどそれは私が常々反対しているある歴史観に関わることでありここでその説を流布することも本意ではないので、詳しく触れない。 

 とりあえず大春は自分の帰属する組織にある種の不信感を抱いたのであり、そして老党員である大春にそれほどの動揺を与えるのは竜紹鉄に関すること以外ではありえない、しかもそれは竜紹鉄の生死にも関わることであった、とだけ理解してもらえれば。

 さて、例えそうでも、もし大春一人であったらドロップ・アウトまでは踏み切れないだろう。そこで必要なのが竜である。一人ではとても踏み切れない行為の道連れとして、今までの自分を捨てて得た代償として、そして自分の行為から目をそらすために。竜紹鉄は思いつめた大春が行動を起すための触媒である。自身の動揺と竜紹鉄の存在のどちらがかけても、戦場のどさくさにまぎれて竜とどこかに行ってしまうなどということはありえなかっただろう。

 ただ、それが計画的なものであったかどうかは疑問だ。大春は竜と一緒に自分達の部隊を探しているし、別の国軍に逃亡兵扱いされた時には大春はぶちキレている。また彼の性格からして自分の隊の仲間まで捨てることができるかも疑問だ(だから竜紹鉄の存在という後押しが必要なのかもしれないが)。


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何か思うところがあるらしい大春


四、魔がさした



 と言うわけで、4番目。大春が動揺しているのは<3>と同じだが、そんな動揺は何とか抑えていた状態。ただ戦場で、竜紹鉄の元へ駆けつけ手をとった瞬間(笑)突発的に抑制が効かなくなり、思わずそのまま竜を連れて逃げてしまう・・・というパターン。これには当の大春も後で自分の行為にびっくりだ。でも抑圧していたとは言え、そういう行為の原動力となる動揺が自分に存在していたのは、認め難いことだが、どこかで自覚していた・・・という感じで。



 どちらかと言うと<3>より<4>が現実的だよな・・・・・・。

 これと似たパターンで<2>の変形バージョンで、特に組織への帰属意識に関する動揺や不信はなかったが、このまま陣営が別れていては竜と一緒になれない(笑)ことを悲観して、計画的ではなかったけどやっぱり魔がさして思わず駆け落ちをしてしまった、というパターンも考えられるが・・・・・・まあ、これは無いか。単に竜と一緒になりたいだけだったら、この時点で大春は竜を八路軍に引っ張り込むことをあきらめてないので、その方法を取るだろうし・・・・・・。

 っていろいろ書いてみたけど、やっぱり<1>の「不慮の事故」が一番現実的だよな・・・・・・でもまあ、次点でありそうなのが<4>ってことで。

 さて、たとえ不慮の事故にしろ計画的犯行にしろ魔がさしたにしろ、ここで大春は部隊からはずれて竜と二人きりになれたのであり、改めて戻るか戻らないかを選択する機会があった。

 例え動揺があったとしても、組織をドロップ・アウトする行為は大春自身にとっても「帰る場所」「仲間」を失い、「抗日救国」や「革命」など彼が命を賭けそのために生きてきた夢をも捨てることで、つまり今でのすべてを捨てることだった。

 それでもそれに見合う「代償」が手に入るなら、彼は自分が何を捨ててしまったかから目をそらすこともできたかもしれない。ここで竜紹鉄も自分を受け入れてくれたなら、お互いの仲間達も抗日も忘れて、二人だけの甘美な世界で新しく生きられたかもしれない。

 だが、その竜紹鉄は、徹底的に大春を拒絶したのである。

 なにしろ触れた瞬間に容赦なく殴り飛ばされたのだから。

 竜がここでいきなり大春を殴った理由はいろいろ考えられるが、大春としてはすべてを捨ててまで選んだ相手にそんなふうにされたことで、少し目が覚めたのかもしれない。

 組織を捨てて愛する恋人を取ると言えば聞こえはいいが、この場合、それは単なる逃避であった。


cap132.jpg
竜に拒絶され呆然とする大春


 大春がいつ本格的に八路軍に戻る決意をしたかはちょっと不明だが(この後もちょっと迷っているふしはあった)、川原で学生兵たちの遺体を見つけた後には確実に八路軍に、抗日戦線に戻ることを決意したのは確実だろう。彼らが若い命を無残に捨てたのに、どうして自分だけが戦いから逃げることができるか、という話である。



仲人・方義球


さて大喧嘩の後、竜と大春は、逃亡兵狩りをしていた晋綏軍に捕まってしまい、危ないところを方義球に助けられます。で、そのまま方義球に見送られて旅(?)を続けるのですが・・・その時の方儀球目線の映像がこれ↓

cap137.jpg
二人でどこへ?


うっわぁぁーー!! 美しい!!

 なんか二人きりで世界の果てまで進んでいく二人って感じですな(笑)。ここでの二人きりってのは、むしろさっきと違ってポジティブな意味合いがあるといいです。

 去っていく二人を見送る方義球の目線が暖かいのもまたいい感じです。

cap136.jpg
ハネムーンを見送る方義球


方(竜長官・・・・・・洪連長・・・・・・ああ、そうか。そういうことか・・・・・・)

方「良かったですね長官! 洪連長、長官のことをどうぞよろしくお願いしますよ」

大春「おうっ、まかせとけ!!」

竜「・・・・・・・・・・・・何が?」

方「それじゃ、お二人とも! お幸せにぃぃ!!」

竜「(だから何がだよ!)」

 きっと方儀球は(ちょっと先走っている点もあるが)二人の仲(笑)をすっかり察しているようです。今後も、彼はいろいろ「わかっている」行動を取ってくれるのです。




















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